毎年2月3日ごろには節分が行われ豆まきや恵方巻きを食べるという習慣がありますね。しかし、恵方巻きは、海苔巻きとどう違うのでしょうか。今さら聞けないルールとともにご紹介します。
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恵方巻きと海苔巻きの違いって?今さら聞けない恵方巻きを食べる意味
海苔巻きというのは、海苔に酢飯を広げ、その上にかんぴょう、卵焼きなどの具材をのせて巻いた寿司のこと。つまり、巻き寿司のことです。きゅうりをのせればかっぱ巻き、かんぴょうをのせればかんぴょう巻きです。そのほか、納豆巻きや鉄火巻きなど、たくさんの種類があります。その中でも、大判の海苔を使って、具材を何種類も入れて巻いたのが“太巻き”です。直径5センチ以上のものです。
その太巻きを節分の日にその年の縁起の良い方向を向いて食べるのが“恵方巻き”なんです。つまり、恵方巻きと海苔巻きは、そのものの違いはないんです。“節分の日”に食べるということで、恵方巻きと呼ばれています。
恵方巻きはそもそも、その年の福徳を司る神様が居る方向(恵方)を向いて、恵方巻を食べると願い事が叶い、幸運に恵まれると言われています。「恵方を向く=神様の方を向く」ということで、恵方を向いて恵方巻きを食べるということは、神様にお願いしている状態だということです。恵方巻きを食べて、神様に無病息災などをお願いするというのが恵方巻きの本来の意味なのです。
知らなかった恵方巻きルール!食べ方や具材について
恵方巻きは、“縁を切らない”という意味が込められているため、切って食べてはいけません。また、その年の恵方を向いて、“無言でお願いごとをしながら食べる”という決まりがあります。食べている最中におしゃべりをすると、運が逃げてしまうといわれています。
具材は、特にこの具材を使わなければならないなどの決まりはありません。ただ、昔から縁起物ということで、7種類の具材を使うとよいとされています。7種類の意味は、商売繁盛や無病息災を願い「七福神」にちなんでいます。それらの福を巻き寿司にして、福を巻き込むという意味で、7種類の具材が使われるようになったといいます。
【まとめ】
恵方巻きは海苔巻きと変らないということが分かりました。食べ方のルールだけ気を付けていれば、どんな海苔巻きでもいいということです。一年の幸せを願って、みなさんも恵方巻きを食べてみてはいかがでしょうか。