収納スペースを占領している、飾らなくなった雛人形。
いい加減に処分したいと思っているけれど、どう処分していいのか分からず、仕舞い込んだままにしていませんか?
購入前に知っておくべき!雛人形の正式な捨て方!
正しい雛人形の捨て方って、どうすればいいんでしょう。
実は、雛人形は、一生飾り続けるものなのです。
そもそも昔の雛人形は、紙でできていました。
女の子の健やかな成長と幸せを願って、紙の人形に厄を移し、女の子の身代わりとして川に流して、厄払いをするのが、ひな祭りでした。
今でも、鳥取市などには、流し雛の風習が残っています。
それが、家の中で飾る人形に形を変え、現在の雛人形になりました。
形は変わっても、女の子の身代わりになって厄を受け、わざわいから身を守る役目に変わりはありません。
地方の風習や、各家庭の事情によって、いつまで飾るかは様々ですが、大人になって結婚した後も、女性の幸せを守るために、嫁ぎ先や実家で、毎年飾り続けるのが、本来の、正式な雛人形の扱い方です。
そうは言っても、子供が関心を示さなくなると、次第に飾らなくなり、押し入れに眠ったままになっていることも多いと思います。
もう飾らないということであれば、収納スペースの肥やしにしておくよりは、ちゃんと処分してあげたほうが、雛人形にとっても良いでしょう。
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自宅で雛人形を処分するのはあり?
ちょっと信じられないかもしれませんが、雛人形は、普通のごみとして捨てることができます。
普通ごみか、大型ごみ・粗大ごみ扱いか、各自治体のルールにより違いはありますが、ごみとして出せるのです。
でもそれって、物凄く抵抗を感じてしまいますよね。
人の形をしたものを、無造作にごみとして捨てるのは、何か良くないことのような気がします。
それでも、ごみとして捨てられるのならば、自治体のごみ収集日に出してしまおう、と決意したあなた!
人形への礼儀として、顔だけは見えないようにして、捨ててあげましょう。
厄を背負って、娘を守ってくれたことに感謝して、処分しましょう。
いやいや、ごみとして捨てるなんて絶対ありえないでしょ。
丹精込めて造られた人形を捨てたりしたら、何か良くないことが起きるんじゃないの!?
そんな思いを拭いきれないあなたは、やはり、人形供養に出して、お炊き上げをしてもらうのがいいでしょう。
では、どこへお願いすればいいでしょうか?
人形供養を受け付けてくれるお寺や神社は、いくつかあります。
ダンボール箱に入れて宅配便で送り、供養料を払えば、自分で持ち込まなくても供養してくださるので、とても便利です。
供養料は、送るダンボール箱の大きさによって、大体2,000円~8,000円くらいの間で設定されています。
宅配便で人形供養を受け付けてくださるところを、一部ご紹介します。
倉留寺 http://soryuji.jp/ningyou.html
長福寿寺 http://choufukujuji.com/kigan_1/index.html
和布刈神社 https://www.mekarijinja.com/ningyoukuyou
お近くのお寺や神社へ持ち込もうと考えているかたは、人形供養を受け付けているか、事前に確認してから持ち込みましょう。